週刊じゃむたん通信へ
=ウム・コプフ・ウント・クラーゲン(コプフ・クラーゲン)=
原題:Um Kopf und Kragen
会社:Berliner
発売:1997年
参考価格:?円
入手難易度:4
プレイ人数:3人〜7人
プレイ時間:30〜40分
タイプ:カードゲーム
絶版
ダイス運と競りと度胸の「コプフ・クラーゲン」。
色々なバランスで出来上がっている、ダイスゲームです。
(ダイス:当サイトでは基本的にサイコロと記述しますが、ここではダイスと記述します)

プレイヤーはチップ7枚と金塊カードを3枚受け取ります。
金塊カードは数字が書いてあり、合計すると15になるようになっています。

赤いダイス3つ、白いダイス3つ。
これがアイテムの全てです。

プレイヤーは金塊カードを合計して25以上にすることが目的です。

スタートプレイヤーを決定したら、時計回りにプレイしていきます。
まず、最初に参加料としてチップを1枚場に出し、ダイスを3つ振ります。

出目が高い人がチップ総取りをします。
ダイス目が気に入らなかったら振りなおすことが出来ます。
振りなおし1回目=2チップ(合計3)
振りなおし2回目=3チップ(合計6)
を支払います。

振り直すときに、1つのみの場合は特例として、今の値以上が出るまでチップ

無しで振りなおせます。
以上なので、同じ値が出ても止まります。

わかりづらいので例を書きますと、
1個振りなおし例)
1回目チップ1枚 4,4,3(3だけ振りなおし)
2回目チップ2枚 4,4,(3以上出るまで何回でも振りなおし)

2個振りなおし例)
1回目チップ1枚 6,3,2(3、2を振りなおし)
2回目チップ2枚 6,1,1(減ってしまったので1,1を再度振りなおし)
3回目チップ3枚 6,5,5(合計でチップ6枚出費)




文字にするとわかりにくいのですが、やってみると感覚的にわかると思います。
ダイスが2色あるのは、現在トップの人の値が出たら次の人から別の色を使うことで、トップ値をわかりやすくする為です。

スタートプレイヤーから1周し、一番合計が多かった人が場に出ているチップを総取りします。
ここで参加チップも払えなくなった人やチップが欲しい人は持っている金塊カードを競りに出します。
これが金塊カードを手に入れる唯一の方法です。

競りは全員そのカードをチップ何枚で買うかを考えて、チップを手に握って一斉に開けます。
一番チップを多く払った人はそのチップをカードを出した人に渡し、カードを受け取ります。
もしチップを1枚以上握っていた人は、1枚をカードを出した人に渡します。
トップが同点だった場合、同点だった人がチップを1枚ずつ渡して、同点同士でもう一度競りをします。
ここでポイントなのが、全員0枚だった場合、全員1枚ずつ渡して再度競りになります。
目的は金塊を集めることですが、チップという体力が無いとゲームにならない。
競りの勘やダイス運、高目を狙いに良く度胸、退く見切りと、様々な内容が簡単なルールに集約されています。

かなり手に入らないゲームだと思いますが、本当に面白いです。
(手に入らなかったら、トランプとダイス6つとチップで出来る気がするのですが)