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=将軍=
原題:Shogun
会社:Queen Games
発売:2006年
参考価格:7500円
入手難易度:3
プレイ人数:3人〜5人
プレイ時間:120〜150分
タイプ:ボードゲーム
日本の戦国時代をテーマにした戦略ゲーム「将軍」。
有名武将になって内政、戦争を上手く行っていきましょう。

ゲームに登場するのは5人の武将。羽柴秀吉、徳川家康、毛利元就、武田信玄、上杉謙信。
どの時代かは武将で判断できませんが、武将の名前といい、イラストといい、だいぶ日本を研究している感じがします。

日本を舞台にしたマップで、初期配置を行います。最初から幾つかの領土と軍隊を持っています。
ゲームでは春夏秋冬を2年分行います。春夏秋は通常行動。冬は決算が発生します。
通常行動では最初に順番の競りを行います。
アクションが強化されるタイルがランダムで配置され、これを競りによって1人1つずつ獲得していきます。

季節は10アクションに分かれています。最初の5アクションはオープンで、残り5アクションはクローズです。
そのアクションの順番を見ながら、自分のボードに計画を立てて行きます。
持っている領土に該当するカードや空白カードをボードに配置していきます。

全員配置が終わったら季節の処理を順番に行っていきます。
税金の獲得、建物の建設、他国への進軍など。全てはボードに配置した領土カードのエリアの実行になります。

冬はイベントカードによって米が減少します。足りない場合は反乱が置きます。
その後、国に作った城や神社などの分、点数が入ります。
この流れで2年分プレイしてゲーム終了。一番点数の高い人の勝ちとなります。

このゲームの最大の特徴は戦闘。戦いは塔の中にコマを入れることで行います。
塔には予めコマが幾つか入っています。






攻め込んだコマと守っているほうのコマ、そして農民コマを混ぜて塔の上から入れます。
塔の下の皿に出てきたコマの勢力を見て、多い方の勝ちとなります。農民は常に防御側の味方となります。

この塔ですが、中が複雑な形になっており、入れたコマがそこに引っかかります。
上からコマを入れることで、直接出てきたり引っかかっているコマを落としたりと、予想外の展開が発生します。
殆ど防御が居ないのに、農民コマがたくさん出てきて防御成功という展開もあります。

戦闘システムだけでもかなり面白い将軍。
戦と内政を上手く行いながら領土を拡大して行きましょう。