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=ル・アーヴル(ル・アーブル)=
原題:Le HAVRE
会社:Lookout Games
発売:2008年
参考価格:5890円
入手難易度:2
プレイ人数:1人〜5人
プレイ時間:120〜200分
タイプ:ボードゲーム
食料を集めつつ、お金を貯めていく「ル・アーヴル」。
集め方と建築のタイミングが重要なゲームです。

タイトルは世界遺産にもなっているフランスの都市。
第二次世界大戦で補給基地として使われ、戦火に巻き込まれました。
戦後、オーギュスト・ペレによって近代的に再建、これにより世界遺産に認定されました。

ゲームではここを舞台に資源を集め、建築したりお金を集めたりしていきます。
盤上にはお金、魚、木、泥、鉄、石炭、麦、牛の貯まる場所があります。
そして7マスの船が入る場所(港?)があります。
プレイヤーの番がきたら、目の前の空いている港までコマを進めます。
そこに2つ書かれている材料(お金や魚や各資材)を盤に配置します。
その後、好きな場所の材料をごっそり取るか、建物を使用するかを選びます。

建物は最初に誰でも使えるものが3つあります。
全て建築のためのカードです。(ただで建築権、お金を払って建築権など)

建築は建てられるカードが3列に並んでいて、その一番上を建てることが出来ます。
必要な資材と金額、効果が書かれています。
資材での建築には手番がかかりますが、金額を支払うと「誰のどんなタイミングでも」建築することが出来ます。

効果は単純に資材をもらえたり、加工したりが主です。
魚は燻製に、木は木炭に、泥はレンガに、鉄は鋼鉄に。
ポイントは麦と牛。加工しないと食料にもなりません。
また加工の工程でお金を得ることが出来ます。

手番で建物を使うとき、食料やお金でコストを払うことで、他人のものを使うことも出来ます。
但しどの建物でも、誰かが使用中の場合は使うことが出来ません。






全員合わせて7手番行ったら、1ラウンド終了。
プレイヤー人数によりますが、1ラウンドで出来る手番数が異なるのが特徴です。
(少ない人は結果的に次のラウンドで回数が多い)

ラウンド終了時に指定された食料かお金を払う必要があります。
食料は魚がメインですが、燻製にすると効果があがります。
また、麦をパンに、牛を肉にすれば多い食料を手に入れられます。
ラウンドカードに「収穫」とあったら、麦や牛が増えます。

必要な食料は段々と増えてきます。
定期的に食料が手に入る船を作ると強力ですが、造船所と多い資材が必要です。

決められたラウンドを行ったらゲーム終了。
持っているお金と作った建物の価値の合計で高い人の勝ちとなります。

船を作って加工品を売りに行ったり、資材を集めて効果の高い建物を作ったり。
食料の必要性に迫られながら、色々なものを作っていく楽しみがあります。
計画を持って材料や燃料を集め、いい建物を作っていきましょう。