週刊じゃむたん通信へ
=ボトルインプ=
原題:Flaschenteufel
会社:Bambus Spieleverlag
発売:1995年
リメイク:2003年
参考価格:2400円
入手難易度:4
プレイ人数:2人〜4人
プレイ時間:40〜50分
タイプ:カードゲーム
壷の魔力を使うか、早めに手放すか「ボトルインプ」。
その力の虜となった人は最後に不幸になるカードゲームです。

ロバート・スティーヴンソンの小説「びんの小鬼」のゲーム化。
どんな願いでも叶えてくれる小鬼の入った魔法の瓶。
但し自分が死ぬ前までに「自分が買ったより安い値段で」売らないと、地獄に落ちます。
この設定を綺麗にゲームとして作っています。

木で出来たボトルが入っています。これを19のカードの上に乗せます。
プレイヤーにカードを配りきり、ゲームスタート。
カードは数字と色(3色)があります。
ゲームの始めに、捨て札1枚と自分の両隣とのカード交換1枚ずつを行います。
捨て札は場の横に纏めておいて置きます。

親からカードを出して行きます。
親が出したカードの色を持っている場合には出さなければなりません。
持っていない場合にはどの色を出すことも出来ます。

全員が1枚ずつ出したら数字を確認します。
ボトルの売値以下の数字で一番大きい人が居た場合、全部のカードとボトルを受け取ります。


この時のカードの上にボトルを置き、それが次の値段となります。
全員がボトルよりも高い値段をつけた場合、一番大きい数字を出した人が出されたカードだけ全て受け取ります。

ボトル以下の値段を付けた場合は「ボトルを引き取って、その魔法でカードを受け取る」という形になります。
そして自分が引き取った値段以下で他の人がボトルを引き取ってくれるまで、ボトルは手元に存在し続けます。

これを繰り返して行き、カードが無くなったらゲーム終了。
獲得したカードに書かれているお金のマークの数が点数になります。
しかしゲーム終了時にボトルを持っていた人は獲得したカードは無視し、ゲーム始めに全員が捨て札にしたカードのお金が失点になります。

低いカードを持っているとそれだけで不利になることもあるため、最初の交換が重要です。
ボトルの力を使ってカードを集めていっても、最後まで持っていれば破滅。
いつ手放せるのかドキドキしながらプレイすることになるでしょう。